西美薗諏訪神社奉納手筒花火(浜松市)
150年以上も続く「奉納手筒花火」
長い夏休みも終盤になりましたね。
子どもの頃、8月も終盤になってくると、何となく休みも終わりか~と憂鬱になりがちだったんですが、この時期になると地元のお祭りが各地であることで、子どもながら気持ちが明るくなれたことを大人になった今でも思い出されます。
昨夜8月24(土)は、自宅近くにある「西美薗諏訪神社祭典」でした。
ここのお祭りは、浜松市浜北区の西美薗という地域で行われるお祭りで、その歴史は150年以上と言われている歴史あるお祭りなんですよね。ここのお祭りが地元の小さなお祭りにも関わらず結構有名であることは、恥ずかしながら大人になってから知りました。
ここのお祭りがなぜ有名なのかは、遠州地区では限られた場所でしか行われない「奉納手筒花火」があるからなんです。そして、もう一つ、日本で唯一西美薗諏訪神社でしかみられない仕掛け花火「十二灯明」という爆竹をならしながら、五穀豊穣を願う迫力ある花火もあるんです。
Wikipediaにも「手筒花火」と検索すると、本場の豊橋(東三河地区)と同時に遠州地区の中に「西美薗諏訪神社」の名前が掲載されています。そんな150年もの歴史があるお祭りも地元の有志の人たちが代々受け継いでくれているおかげで、私たちは毎年素晴らしい花火を近くで当たり前のようにみることができるんですよね。
そして、自分たちが日々当たり前のことだと思っていることは、多くの社会の人々の協力と次世代へ受け継いでいく地域の人たちの責任感によって、引き継がれ社会に還元されているのだと改めて感じた晩夏の夜でした。